デジタルものづくり

業界新聞

時計・貴金属・眼鏡の業界新聞 第62回コラムでご紹介していただきました。

時計・貴金属・眼鏡 業界新聞

◆デジタルものづくり
 高知県中部、仁淀ブルーで知られる いの町で3Dデジタル技術をベースに産業分野からデザイン分野まで幅広い業種のものづくりを行っています、りとるラボの井上加代子です。
 機械部品製造業で16年間勤務し、3DCAD設計や3Dプリンタを活用した試作業務を担当していました。よく考えると3DCADを使って24年になります。
前職では産業部品の3D設計ばかりでしたが、あるとき
 「世の中に存在するものは全て立体である」ということに改めて気づき、あらゆる分野の3Dデータを作成してみたいと思い始めた2013年、まさか!と思うような出来事がありました。
家庭でも使えるパーソナル3Dプリンタの登場です。3Dプリンタが家で? 想像もしていなかった。
 さらに、東京渋谷では誰もがものづくりを楽しめる、Fab Cafeがオープン。

高知に住んでいる私にとっては衝撃でした。このことがきっかけで
「高知でも子どもから大人まで誰もが3Dデータを活用したものづくりができる場所を作りたい」という想いで独立し、2014年にりとるラボを設立、しかし場所がない。
そんな時、偶然知人の社長に再会し、社内のひと部屋を貸していただけることになりました。

 設立当初は、子どもたちに3Dプリンタの仕組みから3Dデータの作成、造形など体験できるワークショップを開催したり、3Dデータを活用したものづくりを知ってもらう活動をしていました。

 最近では、3Dプリンタの価格も安価で精度の良いものが増え、学校にも導入されており産業教育の一環として授業をさせていただいてます。

◆共通しているのは3Dデータ
 弊社のお客様は、機械、建築、医療、食品、キャラクターの3D化、文化財の3Dデジタル化など広範囲にわたります。
初めてお会いする方に「何屋さんですか?」とよく聞かれますが、
「3Dデータを使ってものづくりをしています」と答えています。
ひとつ例をあげると

生産終了などの理由で入手困難な部品や破損した部品などを再生するリバースエンジニアリングでは、現物を3Dスキャンして3Dデータを作成し、3Dプリンタや切削加工機を使って再生することができます。

このように、3Dデジタル技術をベースにしたものづくりに取り組み9年目に突入した今、新たにデジタルジュエリーデザインに挑戦していきます。
ジュエリーデザインについては初心者で専門知識もありませんが、デジタルジュエリーは3DCADを使ってデザインします。共通しているのは3Dデータです。
今後も、さまざまな分野で3Dデジタル技術を活用したものづくりにチャレンジしていきたいと思います。

◆サービス内容
3Dスキャン/3D設計/ 3Dプリント/ リバースエンジニアリング/ 文化財の3Dデジタル化/ アルミや樹脂の切削加工 


3Dデジタル技術をベースに共に新たな価値を創造します。

◆3DSPM_Little-lab #りとるラボ
https://little-lab.jp
◆ラボノマシン LabonoMachine
https://labonomachine.net


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